ディンプルキーの仕組み
ディンプルキーの仕組み
鍵の種類の中でも特に防犯性能の高いディンプルキーは、幅広い世代から人気の高い製品です。一般的な住宅に採用されることの多かった山型の凹凸状が特徴となっているピンタンブラー錠は、きわめて複製しやすいという欠点があり、ピッキングも簡単であるため住宅侵入の被害も少なくありませんでした。そのために、複製がきわめて困難で短時間でのピッキングもほぼ不可能となるディンプルキーへの交換需要が高まり、今では多くの鍵メーカーが防犯性に優れている製品をリリースしています。
仕組みはピンタンブラー錠よりもかなり複雑で、シリンダーの内部に組み込まれているピンを上下だけでなく左右にも追加していることで不正解錠を防止する能力が高くなっています。従来からあるピンタンブラー錠ではピンの本数が6本前後ですが、ディンプルキーシリンダーはその2倍から3倍のピンがありますので、ピッキングを試みた場合であってもかなりの時間を要することとなります。その結果、外部からの侵入を防ぐことができる可能性が高くなるのです。
シリンダー内のピン数が多いディンプルキーへの交換費用
ディンプルキーとは、今後主流になると見られている防犯性能の高い鍵のことです。
従来から主流だったディスクキーといわれるものは外観上、鍵の淵がギザギザになっています。これに対して、ディンプルキーは淵の形は直線状で、のっぺりした棒状に見えますが、平たい面の両面にに多数の凸凹が形成されています。
この凸凹の数が多いほどシリンダーと呼ばれる鍵穴内部の機構も複雑に構成されていることになり、ピッキングなど窃盗犯の技術で解錠することが困難になるといわれています。ディンプルキーは非常に複雑な凹凸パターンを実現できるため、防犯性能が高くできるのです。
交換費用は取り付けるドアのタイプやキーの防犯性能によって変動しますが、数千円から数万円が相場で、合鍵の製作も従来のディスクキーの2,3倍の値段がかかります。しかし、一度でも空き巣に入られるリスクをなくせると考えれば高いものではありませんので、築年数の高い家の防犯性能に不安がある場合は、鍵の交換費用についてショップに一度相談してみるのが良いでしょう。